今日高校を卒業した。
高2の夏、身体を壊し全日制から通信制に転校。世の言葉を借りれば決して順風満帆な高校生活ではなかった。
だけれど今日、数は多くはないけれど、大切な大切な友だちとお互いを祝い合い、写真を撮った。
中学、それから転校する前の高校の恩師が3人も祝いに来てくれた。
2年前の私には到底想像も出来ないほど幸せで恵まれた日だった。
そして明日は大学入試。
私なりに死にものぐるいで戦った成果を全力で出し切ってこようとも思う。
今日は平穏な日常というにはあまりにも濃い日だった。
愛と平和ってインスタントな慈善活動において語られがちだけど、どちらもふわふわとしている言葉で明確な定義はないと思う。自分にとっての愛も平和も人によって違うから。
だけど一つ言えるのは、愛も平和も"綺麗な言葉"だけで語れるほど薄っぺらい単語じゃない。
色々あった。大人に話すとたかが18年でしょって笑われるけど本当に色々あった。
今の私を形成するものがあの"過ぎ去った日々"であると考えるだけで吐き気がするけど紛れもない事実。
今後も私はあれらを抱えて生きていく。
お金より大事なものはたくさんあるけどその材料はお金がないと手に入らないんだよなぁ。
昨日、受験勉強がうまくいかなかった塾の帰り道、最寄りの駅には楽しそうに笑う同級生くらいの子たちがたくさんいた。
多分もう進路が確定してるんだと思う。
まだ受験が終わってないことを誰とはなしに言うと、大体珍しいねとか、俺はもう私立の推薦決まってるから春休みくそ長いんだよね笑みたいな聞いてもない、それこそくそしょうもない答えが返ってくる。
渦巻くこのもやもやをうまく形容できる言葉が見つからないけれど私は性格が良くないので、大学受験で辛さを味わうことがなかった人間は後々、大きな苦労をすればいいのになんていうことくらいしか願えなかった。
昨日は満月だったそう。
足元ばかりみていたせいで夜道は歩いたはずなのに月を見ることは無かった。
帰宅後、辛い現実を通り過ぎないと綺麗なものには触れられないのか、なんてまた捻くれながら見上げた月夜は相変わらず綺麗だった。