いつも3日目で終わっている
私の日記帳
久しぶりに中学時代の同窓会に出席した
あの頃好きだった克也君に会えるかなぁなんて
ドキドキしながら空いてる席に座った
隣に座った仲の良かった祐子と久しぶりに再開して
あの頃に戻ったかのようなテンションで
お喋りに夢中になった
そうこうしているうちに、向かいの席に男性が座った
あ·····、気まずい
他にも席が空いてるのになんでここに座る?
頼むから他に行ってくれ·····
と、心の中で呟きながらひたすら気づかない振りをする
「久しぶり」と声を掛けてきた
あぁ、何が悲しくて元旦那と顔をつき合わせなきゃいけない?
でも、よく見ると娘とそっくりな一重の目と笑い声
父親らしいこと何もしてないのに、遺伝子だけは受け継がれてるんだなと改めて思う
って、私が会いたかったのは3年2組のあなたじゃなくて
3年1組の克也君なんだよ!
と、心の中で呟きながら中学時代の話にみんなで盛り上がる
結局、克也君は仕事の都合で参加出来ず
懐かしい昔話と離婚当時の嫌な思い出
両方味わうことになるとは·····
まっ、楽しかったから良しとしよう!と前向きに考えた
やるせない気持ち
あっ·····
何か生暖かくグチャっとしたものを踏んでしまった
ギョッとして、下を向く
エッ!と足の裏を見る
焦って顔をあげると目線の先に
申し訳なさそうな愛犬の姿が·····。
いいよ、大丈夫
見てなかった私が悪いの
お前は悪くないよ
でも、次から失敗しないようトイレ頑張ろうね
海へ
子供の頃、夏休みは必ず毎年お父さんの会社の旅行で江ノ島に行ってた。
エレベーターでお母さんが弟のパンツを落として引き返したところで扉が閉まっちゃって、私と弟が残された。
待っている間にエレベーターが故障して、扉が開けられ真っ暗な穴がすごく怖くて、お母さんが死んじゃったかと思って悲しくなった。
しばらくして、エレベーターが動き出して扉が開いてお母さん恥ずかしそうに降りてきた。
その時にお母さん大丈夫だったんだって、多分ほっとしたんだと思う。
ホテルの目の前に江ノ島水族館があって、カメが生臭かったのが1番印象に残ってる
今はキレイに改装されたけど、とにかく生臭かったんだよ