村村真琴

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5/4/2024, 10:09:50 AM

「耳を澄ますと」
作¦村村真琴

ボクは耳が聴こえないんだ、だから君の五月蝿い心臓の音もきっと聴こえない。ボクは何時も君の歩く音と五月蝿い心臓の音が大好きだった。でも急に君だけの音が聴こえ無くなって、僕の耳可笑しくなっちゃった「あはは」
-7度のここより少し暖かい位の君を抱きしめてボクはそっと胸に耳を澄ませた。やっぱりボクの耳は正常で君が黙り込んで、身体を嘘みたいに綺麗な夜空に冷やさせただけだったんだ。

5/4/2024, 9:48:58 AM

「2人だけの秘密」
作¦村村真琴

唇を重ねながら言葉を吐いた「これは2人だけの秘密ね」
その吐息はどこか臭いけど甘ったるかった。花の蜜の様な
初めてお兄ちゃんがキスをした時は驚いた。お兄ちゃんとも分からない小綺麗なワンピースを着て腰くらいまである黒髪のウィッグを被っていた。そのお兄ちゃんの姿は綺麗で「綺麗」で声に出る程だった。秋になって乾燥した唇にキスをしたお兄ちゃんは顔を赤らめていた。僕の唇にお兄ちゃんの唾が染みた。「秘密ね。」と恥じらいながらウインクをしてお兄ちゃんはどこかえ行ってしまった。
翌日両親も居ない兄弟2人だけでお兄ちゃんが近付いてきた。またあの気持ちいいキスをしてくれるのかと思い期待していた時にお兄ちゃんは「練習に付き合ってくれてありがとう。」と言った。「は?」と言ってしまった。どうやら好きなのはボクではなく違う男の子だったらしいそらそうだ弟だもの、うん、ボクは何故か期待を裏切られた感情を思いしった。