テレビに　勿忘草がうつっていた
浮かぶのは　花言葉
私をわすれないで　なんて傲慢な意味の花なのだろう
わたしはあなたに忘れてほしいよ

ねえ　いつまでとっておくの？
わたしが使っていた洋服も　ヘアアクセサリーも
あなたには必要ないでしょう

生きていたときは写真なんて飾らなかったのに　どうして　飾るのよ
その写真のわたし　表情がぎこちなくて好きじゃないの

ハイジのブランコってあるじゃん
あれ　子どもの頃に見て　憧れたんだよね　
わからない？
あ〜　若い子には通じないかな

さみしそうに笑うあなた　一線ができたようで
ぼくもさみしい

書を捨てよ、町へ出よう
かつて　そういった著名人は
人生の旅路の果てに　何を見たのかしら

この世に好きなものも　愛してるものもあるけど
目まぐるしい世の中で　すぐに大事なものを見失いそうになってしまうよ

深呼吸するみたいに　日々をゆっくり　噛み締めながら過ごせられたらいいのに

【I LOVE…】

きみ本当に大丈夫なの
そんな涙声で　うまくやれそうかい
つらくなったら　ぼくの街へおいで

この街は　あいかわらず　のどかでいいところだよ
【街】