私は彼と比べ物にはならない人間だ。
彼は太陽のような人間で、私だけじゃなくいろんな人を笑顔にする。
そんな彼のことが大好きだ。
でも最近思うようになった。
私だけをみてればいいのにって。
わたし以外にそんな太陽みたいな笑顔見せないでよ。
嫉妬するんだよ。
普段は、クール系を演じているけど、ほんとは嫉妬もたくさんするし、甘えたい。
そんなこと、彼に言えるはずもない。
私がそんなこと思っていることも知らず、
彼は今日も私の前で笑うんだ。
そして、急に真剣な顔になって、
『お揃いの苗字になろう』
って言っていつ用意したかも分からない
魔法の紙を私に渡してきた。
あぁ、彼はなんでこんなに眩しいの。
まるで、太陽みたいだな。
そう思いながら、私は彼と同じ苗字になった。
0からのスタートってなると、
他の人より断然不利じゃんって思うかもしれない。
でもね、全然不利じゃないし落ち込む必要もないんだよ。
だって、0からのスタートだったとしても、得られるものってたくさんあると思うんだ。
だから大丈夫。
0からのスタートって不利じゃないよ。
むしろ有利なんだ。
他人と比べる必要なんてないよ。
あなたはあなたらしくで大丈夫。
だから明日も安心して行ってらっしゃい。
同情って、自分が知らない間にしてしまっているものだと思う。
ドラマや映画で、
「同情しないでよ!」
って叫んでる女の人と、
同情って悪いことだと思わず声をかけてしまう女の人、
両方の気持ち、わかるんだよな。
結局、同情が悪いのか、いいのかは、
人それぞれだから人への寄り添い方って
ほんと難しい。
枯葉を見つけた。
「もうすぐ冬だな」
そう感じた時に頭に浮かんだのは、
彼だった。
付き合ってた時は怖い顔ばっかりで、私に強く当たってきて、2年前に別れた。
なのに、
なんでかな。思い出しちゃった。
元気にしてるかな
そう思いながら彼と一緒に歩いた道を
今では1人で歩く。
「ここのケーキお互い好きだったな」
久しぶりに食べたくなってケーキ屋に入ろうとしたら、
幸せそうなカップルがケーキを2つ買って帰って行った。
忘れるはずはない。
私があの頃死ぬほど愛した彼だった。
「俺このケーキ食えねーんだよな」
昔私にそういいってきたくせに、
彼は嫌いだと言っていたモンブランのケーキを持って
彼女と幸せそうな笑顔で帰っていった。
私にはあんな笑顔見せてくれたこと一度もなかったのに。
「大好きだったな」
今の私あるのは、あなたのおかげです。
ありがとう。
彼の背中を見てそう呟き、
私もモンブランケーキを買って旦那のいる家に帰った。 END
今日にさよならをすることは、悲しいことじゃない。
今日にさよならをすることは、明日を迎えるための自分なりの努力なんだと、私は思うんだ。
誰に何を言われてもいい。
ただ今は明日のことだけ考えてればいいんだよ。