テーマ「神様が舞い降りてきて、こう言った」
私に興味がないくせに
暇つぶしだとか何とか言って
会いに来る男
暇なんだなぁ、なんて思いながらも
私なんかに会いに来てくれることが
心底嬉しかったのを覚えている。
あれは
遠い日の記憶だね
長い長い眠りにつく前に
やっぱり顔くらい見ておきたかったと
少しばかり胸が痛む
もう少し
もう少しだけ
時間があったら
なんて
あの時は…
神様が舞い降りてきて、こう言った
今は今でいいじゃない
と。
たしかにそうだね
と。
自分の言葉に自分で返したのと変わらない
ただの妄想だ、こんなのは。
テーマ「誰かのためになるならば」
したくないなぁなんて思うこと、めんどくさいなぁと思うこと。
毎日ある。
なんでこんなことしないといけないのか
なんであんたじゃなくて
私ばっかりやらないといけないの。
めんどくさいな
私じゃなくてもできるじゃない。
むしろたまには他の人もやるべき。
私がやらなきゃいけないルールないし。
はぁ、しかたない。
誰かのためになるならば…
褒められなくても感謝すらもされなくても。
やることにするか、そう思って
やりたくないことに取り組んだ。
まぁ、やりたくないからといってやらなくていいわけではない。
ましてや仕事なら、しかたがない。
むしろやらないとめんどうなことにもなるし、
結局自分のためかもしれないなと
そう思う暑い日の夕方。
テーマ「鳥かご」
何一つ自由にできない。
何でもかんでも自分の思い通りにしようとするやつ。
そんなやつの下で働いていると
鳥かごの中でしか生きられない
むなしい鳥のような気持ちになる。
なぜ、あんなに横暴な人間が
人の上に立つのだろうか
人の立場に立てないくせに 求めるばかり
きらわれている、こわがられている
気づいていないのだろうか。
鳥かごの中の鳥だって
メラメラと燃える怒りが
全く無いわけではない
いつか必ず お前の思い通りになど
ぜったいにならない、と_____