★見つめられると★
あのクリンクリンのつぶらな瞳
どんなイタズラも許せちゃう
小さな体でこっちを見上げて
じーっと見つめるキラキラの宝石が2つ
なんてズルい!
それって作戦?
あ~!やっぱりわんこって可愛い!
最高で最強に可愛い!
★二人ぼっち★
もしもこの世界で
あなたと二人だけになっても
私は何にも怖くない
あなたが笑ってくれるなら
あなたの声が聞けるなら
あなたが手を握ってくれるなら
あなたと一緒に歩いていけるなら
あなたが 隣にいてくれるなら
私は何にも怖くない
二人だけの世界
それでもそこに、あなたを脅かすナニカがあると言うのなら
私は命の限り あなたを護り抜くよ
おおげさじゃない 本当だよ
誰でもない
いちばん大切な人を護れるなら
何だって怖くなんかない
★胸が高鳴る★
わかっているの
きっと、抱いちゃいけない気持ちだって
だけど、もう引き返せない
顔、目、声、笑顔、手
黒い髪、背の高さ、真っ白な白衣、そのひたむきさ、その気高さ、その眩しさーーー
あなたの全てに
あなたという存在に
私の胸は壊れそうなくらい、強く激しく高鳴ってしまう
自分じゃどうにもならないの
どうしていいかわからないの
ドアが開いて
あなたの姿が見えた瞬間
小さな診察室(へや)の中
あなたの、温かで力強い手が優しく触れてくれる瞬間
あの場で
あなた自身と私の耳にだけ届く、静かで規則正しい、あなたの呼吸音(いのちのリズム)を感じる瞬間
小さな空間いっぱいに溢れる
あなたのまとう和らかな気配に、心ごと包まれる瞬間
高鳴る鼓動が、まるで身体中で小さな花火が弾けるみたいに鳴り響く
★太陽のような★
優しくて
温かくて
とても大きくて
目がくらむほど眩しくて
手を伸ばせば届きそうなほど近くて
だけど決して触れられない
あなたは、まるで太陽みたい
私はずっと、そんな太陽に惹かれ続けてる
狂おしいほど焦がれ続けてる
やがて、あのイカロスの翼のように溶けて消えてしまったとしても
私は太陽(あなた)に恋をし続ける
★お気に入り★
お気に入りのブランドの香水がある。強い香りが苦手な自分でも使える、優しい香りがコンセプトのブランド。
その中のひとつ、特に大好きな香りは、通院の時……決まった曜日に、いつも少しだけまとっていく。
木曜日ーーー
気付けばいつの間にか、通院のない時でも毎週必ずまとう香りになった。
あなたに会える時の、大好きで大切な……何だかお守りみたいな特別な香りになった。
大好きな先生(ひと)が、すぐ側にいてくれるみたいで、守ってくれてるみたいで、すごく安心するんだ。
ただの勝手な妄想だけど、そう思うだけで不思議と頑張れる気がするの。