佑紡希

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10/22/2023, 10:13:49 AM

★衣替え★


私がまだ小さい頃は、母が私や兄弟のタンスの中身を入れ替えてくれていたっけ。
姉と兄が家を出た今、タンスを一人占めできるようになった私。
衣替えの必要はなくなって、服の管理ももちろん全て自分でしてる。
衣替えではないけど、今なら春夏、夏には秋冬の服の整理を、ふと思い立ってする時がある。
着なくなった服って、意外に出てくるもので(笑)
そういう時、ふと人生って流れてるんだな~と感じる。

10/17/2023, 10:57:41 AM

★忘れたくても忘れられない★


これまでの人生で、こんなにも強く強く思ったことはなかった。
出会ったこと。
それからのこと。
貴方に恋をしたこと。
それは 片想いだってこと。

忘れようとした。あなたへの気持ちを。
後悔にはしたくなかった。あなたに出会ったこと、惹かれたことを。
叶わないなら……
いずれ会えなくなるなら……

でも、無理みたい。

忘れようとすればするほど、自分の中のあなたの存在の大きさを、痛いくらい実感してしまう。

忘れるなんてできない。

忘れたくない。

10/13/2023, 10:46:59 PM

★子供のように★


泣いたり、笑ったり、怒ったり。
喜びや幸せの感情すらも、大人になるにつれ、押し殺す術を身に付けていく。
人前で泣いたら恥ずかしいとか。
人前で激情したら大人げないとか。
人前で飛んで喜んだらはしたないとか。
もちろん、時には我慢も必要。
だけど、子どものように素直な感情を出せたならって思う時もある。
どんな大人だって、子どもの頃はあったんだ。
誰もがみんな、喜びや悲しみを素直に出せる世界だったら、世の中って今とは少し違うものになっていたのかな。

10/11/2023, 11:03:57 AM

★カーテン★


今でもハッキリ覚えてる。
手術の前の日のこと。
ベッドの上で一人……手術の不安や家族と離れて過ごす心細さで落ち着かなかった、そんな時ーーー

「佑紡希さーん」

聞き覚えのある、大好きで温かな声が私の名前を呼んだ。
静かな病室に、先生の優しい声が響く。
返事を返すとカーテンがそっと開いて……そこには初めて見る、白衣姿の先生が立っていて。

ドクン…心臓が少し大きく鳴ったのがわかった。
あれ…?白衣ってこんなに眩しかったっけ…?
それと同時に、不安で固まっていた気持ちが不思議とほどけていった。

あ……そうか。きっとそうなんだ。

先生。
私あの日のこと、きっと忘れられない。

先生への“信頼”だけじゃない気持ちに気付いてしまった

あの日のことを……。

10/10/2023, 11:34:17 AM

★涙の理由★


よく泣くようになったな……自分でもそう思う。
大好きな優しい目。
大好きな低く穏やかな声。
大好きな温かくて力強い手。
大好きな……大好きな人……。
近くてとても遠い距離。
出会ってからの沢山の記憶。
だけど、想いは叶わない。
なのに、どんどん強くなる気持ち。
貴方が、どんどん大きく大事な存在になっていく。
今、会えている幸せ。
そう遠くない未来、会えなくなる不安。

涙の理由……
たった一人の人を好きになるのって

こんなにも幸せで、こんなにも苦しい気持ちなんだ

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