・・·・・· 君と見た景色 ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
・・·・・· 手を繋いで ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・・・·
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
・・·・・· どこ? ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・・·・・·
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
・・·・・· 大好き ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
・・·・・· 叶わぬ夢 ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・・・・
シャンペンを注いだ細長い二つのグラスをホテルのテーブルに並べ置き、ソファに腰掛ける。
向かいのソファには相棒のヴァイオリンをくつろがせ、今日まで一緒に健闘した思い出を振り返り、切ない溜息を一つつく。
コンクールの結果、今回も頂上には辿り着けなかった。
なのでシャンペンで、相棒と二人きりの、恒例のささやかな残念会。
―― my longest dream ――
叶わぬ夢に終わるかも知れない。でも、かまうものか。
すぐに手が届くものなど no thanks 。
心地よいもどかしさはクセになる。
ベランダの窓から見える夕暮れは薔薇色の空。街のあかりがシャンペンの泡のようにキラキラと浮かび、私はカチンとグラスを軽く打ち鳴らして、甘い敗北に乾杯した。
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ C'est fini ・·・・· ·・・·・・·・・・・·・・·・・·・
·・・·・・·・・・·・・·・・·・・·・・·・・・·・ 20250405 ·・・・・·・・·・・·・