NoName

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7/9/2024, 10:28:55 AM

私の当たり前

私は君が心配なんだ。
いつも何かに怯えているから。
君をずっと見守って、何かあれば助けてあげる。
君は遠慮や気遣いをしすぎてしまう人だから、私に助けてと言えないんだよね。
だから君に要らぬ気遣いをさせないように、影からそっと見守るね。
君といつも一緒に帰っている人にやめて欲しいと言えないんだね。
私が代わりに言ってあげたよ。
なんだか凄く怒っていたけど、迷惑をかけている自覚がないんだろうね。
そんな人は社会の迷惑だから、いなくなってもらったよ。
君が知ったら自分を責めてしまうから、誰にも気づかれないようにしたからね。
君の為なら、このくらい当たり前だよ。

7/8/2024, 10:35:50 AM

街の明かり

都会は夜でも暗くならない。
街の各所に明かりがあるからだ。
全ての明かりの元に人がいる。
それでも昼よりずっと少ない。
そしてそのほとんどは見ず知らずの他人だ。
国や世界の広さを考えれば決して広くはないこの土地に、いったいどれほどの人が集まっているのだろう。
それほど人が密集している都会に大きな災害が訪れれば、人が少ない土地よりもずっと多くの悲鳴で溢れ、死体の山となるだろう。
その光景を見る事ができるだろうか。
そんな密かな楽しみを悟られぬよう、私は今日も変わり映えのない都会の日常を生きる。

7/7/2024, 10:29:53 AM

七夕

7月7日、七夕
年に一度だけ、彦星と織姫が会える日
きちんと働いていれば、毎日会えたのに

7/6/2024, 11:10:01 AM

友だちの思い出

私には友達などいなかった。
思い出などない。
奴らは友達などではない。
私の人生を歪めた奴ら。
どういうつもりであんな事をしたのだろう。
友達面をされると腹が立つ。
それでも奴らとの思い出を語れというのなら、奴らが私に行った悪行の数々を話そう。

7/5/2024, 10:36:31 AM

星空

深夜に目が覚めた。
眠れそうになく、空を見上げた。
星空が広がっている。
昔は星で方角を知ったそうだが、私には分からない。
方位磁石すら最後に見たのは子供の頃だ。
今の時代、方角など分からなくても目的地には辿り着ける。
そんな事を考えながら、意識して星を見てみる。
区別がつかない。
星で方角を知る時代に生まれていたら、私は生き延びられただろうか。

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