入道雲
入道雲。
夏に見かけることの多い、大きな雲。
これを見たら雨に注意だそうだ。
私の人生において、入道雲から雨を気にしたことがあるだろうか?
そもそも意識して雲を見た覚えがない。
最後に空を見上げたのはいつだろう?
そんな生き方を寂しい人生と言う者もいるだろう。
しかし私は雲や天気に興味はない。
天気は日常に隣り合う大切なものだが、それは予定や持ち物に関わるからであり、気象現象を気にしているわけではない。
そして私には私の趣味や価値観があり、雲や空を見ない事で寂しさを感じたことはない。
価値観の違う者に寂しい人生などと言われたくはない。
夏
春夏秋冬の二つ目である夏
日差しが強く暑い季節だ
アウトドア、フェス、花火
屋外イベントのイメージも強い
猛暑や酷暑、熱中症と騒がれる中、なぜ屋外イベントが多いのか
昔からの伝統か、長期休暇による外出のしやすさか
何であれ、私は屋外イベントに行くつもりはない
単に出不精なだけであるが、熱中症が怖いというのは私にとって体のいい言い訳だ
ここではないどこか
ここは嫌だ。
苦しみしかない。
こんな所にはいたくない。
幸せになりたいとは言わない。
今より苦しみが少ないところへ。
ここではないどこかへ行きたい。
君と最後に会った日
あれから何年たっただろう。
君と会えなくなるなんて、あの頃は考えもしなかった。
今ではいい思い出になっている。
あの日を境に全てが変わった。
生活環境、人間関係、趣味に至るまで。
本当に何もかもが変わった。
あんな事があったのだ。
君も他の人達も、変わらない人などいないだろう。
君にひとつだけ伝えたい。
私は今、幸せだよ。
繊細な花
たんぽぽの綿毛。
風に吹かれて飛んでいく。
子供の息でも飛んでいく。
子供の頃、母に見せようと摘んだけど、母の元に着いた時にはなくなってたよ。
あの時は悲しかった。
でもね、大きくなって知ったんだ。
あれはたんぽぽが命を繋ぐ為のものだと。
少しの風で飛ばされていってしまう、その繊細さで色々な場所に花を咲かせるたんぽぽ。
だからこそ、幼い子供にも知られる花になったんだね。