朝日の温もり

寒さが身に染みる。
冬の朝はベッドを出ることに抵抗がある。
身支度を済ませ、カーテンを開ける。
朝日の温もりを感じる。
そろそろ春が来るだろうか。

岐路

どちらをを選べばいいだろう。
選ばなければ、どちらも失うことになる。
私の望み、現実の環境、周囲の期待━━
考慮すべきは多くある。
未来を知る事は出来ない。
期待と不安を抱え、私は選択する。

世界の終わりに君と

明日、世界が終わる。
予言やオカルトではない。
観測の結果、科学的に確実な結果が出た。
君は今、どうしているだろう。
何を望んでいるだろう。
これから君に会えるだろうか。
何がしたいわけではない。
ただ君に会いたい。
世界の終わりに君と会いたい。

最悪

好きの反対は嫌いではなく無関心という。
では最高の反対は？
最悪ではなく『何も感じない』だろうか？
何も感じない事が最も悪いという価値観であればそうだろう。
だが、最も悪いというのは文字通り『最悪』という事ではないだろうか。
つまるところ、最高の反対は最悪である。

誰にも言えない秘密

あなたは言った。
「あなたにだけ教える。誰にも言わないでね」
本当の話なの？
本当に私にだけ教えたの？
どうして私なの？
あなたの親しい人に確認したいけど、言えない。
もしも相手が知らなかったら、私があなたの秘密をバラす事になるから。
あなたがあんな事をしていたなんて。
今でも信じられない。
その秘密を広めるリスクを、私は負えない。