親友でも気楽すぎたら嫌われて
　遣いすぎればすれ違ってく

想像もできない 話していないから
　声の音色 温かささえも


♯すれ違い

うろこ雲 無の表情で見上げてる
　カラ元気な曲 大運動会

空の奥見えなくなるまで見続けた
　期待などない風船放天


♯秋晴れ

おじいさん早く助けたかった
　寒い土間に座る思い詰めた目

一言出なかった感謝の思い
　二度と伝えるチャンスはないのに


♯忘れたくても忘れられない

君を包んでる光に吸い込まれ
　消えられたんだ 夢のなかでは

あたたかい光を見ていたのだろう
　幼い瞳は 最期のときに


♯やわらかい光

かつて人々は強い眼差しで
　権利獲得に力尽くした

私はふにゃけた目で危機も知らずに
　準備されたぬるま湯につかる


♯鋭い眼差し