[遠くへ行きたい]
遠くへ行きたい。
今と違う景色が見てみたい。
冒険がしたい。
そんな思いを持って今、駅に居る。
でも、時間になっても電車が来ない。
不思議に思った。
それを見かけた駅員が来た。
...見覚えがあるような。
駅員は言った。
『どうされましたか。』と。
どうも何も、電車が来ないのだ。
時間通りに電車が来ないことを伝えた。
そしたら、駅員が
『電車なんて来ませんよ。』だってよ。
そこで目が覚めた。
どうやら、先ほどは夢だったようだ。
...それにしても、あの駅員は見覚えがある。
...あぁ、そうだ。
遠くへ行きたい。
[クリスタル]
「はぁ...はぁ...」
何度も挑んで、何度も死んでいる。
一体、何体の自分が死んでいるのだろうか。
そんなことを思っていても仕方がない。
僕はロードをし、また挑む。
そうして、続けた。
何回目だろうか。
僕はロードをし続けた結果、''クリスタル''がひび割れていた。
あと一回だけ、復活出来そうだ。
しかし、復活すれば砕けて、使えなくなるだろう。
深呼吸を挟み、決意して僕はロードをした。
クリスタルは粉々に砕け、辺りが真っ白の世界に包まれた。
[夏の匂い]
それは人によって感覚が違うものだと思う。
蒸し暑いような匂い。
爽やかな匂い。
はたまた、誰かにとっては
懐かしい匂いかもしれない。
君はどんな夏の匂いがする?
[カーテン]
夏は暑い。
太陽の光が俺を照りつける。
今日は雲1つない快晴だ。
こんな日は涼しい室内や海なんかで泳ぎたい。
こういう暑い日に雲が出て欲しいと感じる。
雲と言うなの空のカーテンが。
[青く深く]
私は今、何処に居るのだろうか...
青く、冷たい、底が見えない...
そうだ、私は海の中に居る。でも何故?
思い出せ...
...あぁ、そうだ。
私は、私が見た何かに私は惹かれて、それで...
それは、光ってて...
...それで、あぁ、意識が薄れて行く...
その時、何かが私を引っ張って上に上がって行く。
...いつまで寝ていたのだろうか。私は目を覚ました。
いつの間にか朝になっている。
そういえば、誰が私を...?
辺りを見る。
海の方には昨夜見えていた、光っていた魚人らしき何かだ。
彼が私を助けたのだろうか。
その時、後ろから遠くの方で人の声が聞こえる。
彼は深い海の底へと消えて行った。
青く深くへと。