忘れたくても忘れられない
「もっと器用に生きられないの?」
この言葉が心にずっと刺さっている。
今も私の心を縛り付けている。
忘れたくても忘れられないよ。
だって器用な人じゃないから。
やわらかな光
いろんな光があるけれど、
やっぱりあなたの笑顔が一番の光です。
やわらかいだけじゃないところが好きです。
辛いこと、大変なこと、沢山あったはずなのに。
心無い言葉を言われていて、苦しいはずなのに。
すべてを知って、すべてを受けているのに、
なおも光を失わない、その笑顔が一番好きです。
鋭い眼差し
あなたが私に向けてくる鋭い眼差し。
てっきり、私を嫌っているのかと思っていた。
だけど、あなたの少ない言葉、さりげない行動を見ていて分かった。
私を嫌っているんじゃなくて、大切に思ってくれているということを。
いつも間違ってばかり、失敗してばかりの私を、ずっと見守っていてくれていることを。
勘違いが多い私でごめんね。あなたの鋭い眼差しが、優しい眼差しだってこと、もっと早く気づけばよかった。
高く高く
矢がとどかないくらい高く。
みんなは地上にいるのに、何であいつはあんなに高く飛んでいるんだ、と言われないくらい高く。
地上にいるのが普通だよ、という声が、風の音で聞こえなくなるくらい高く。
そういう気高い人でありたい。
子供のように
いつから?
子供のように、素直に笑えなくなったのは。
大声で泣けなくなったのは。
空想の世界への扉が開かなくなったのは。
蝶や花や虫と会話できなくなったのは。
大きな夢をなくしたのは。
見るもの全てが、ただのモノでしかなくなったのは。
おとなになるのは素晴らしいこと。
新しい現実の世界が広がるということ。
それと引き換えに、純粋で想像力豊かな心が変わっていく―ということ。
さまざまな犠牲を払って、私達はおとなになった。