『たくさんの思い出』
以前から 欲しかった
ビィーズクッション
ふにゃ ふにゃ で
ムギュッ ムギュッで
なんて 触り心地の良い
物なんだろうと思い 購入
早速 やって 来た 彼ら(我が家の犬と猫)何だこれは 2匹して
クッションを 匂いて 確かめる
怪しい奴では 無さそうだと
安心したのか 興味 無さそうに
何処かへ このぶんだと 何も
されないだろうと 安堵
ある日 部屋に 入るなり
我が家は 泥棒でも 入ったのでは
無惨な私のお気に入り
ビィーズ クッション
部屋中に まき散らかされた
ビィーズに カバーはボロ ボロ
大量のビィーズの中を
楽しげに 寝転びなが 遊んで
いる 彼ら 家主が 帰ったのも
気付かない つい「この バカたれ」と 怒鳴る 家主から 慌てて
逃げる 彼ら・・・目を 放した
隙に おやつ を物色するは
大人しくしていると 思えば
柱を 囓ってたり 色々やらかして
くれたのが つい このあいだのようだ
寒い寒い 冬が来た
コタツを出して 冬用の
布団を出し 服やら コートやら
冬服の準備を そして 夏物は
片付けられ 来年の夏まで
押入れに 入れられる
コタツの 上には 定番のみかん
コタツに入り テレビを 見ながら つい うつらうつらする
いつも コタツに入ると 根が
生えたように 動けなくなる
寒さが 厳しくなると 余計に
コタツの中から出れなくなり
動くことが おっくうになる
あぁ~ 動かないから 体は
鈍るし 体重も 増えてしまいそうで
毎年 気には しながら ・・・・
暖かくなったら そう 暖かくなったら ···· 運動して 戻そうと
思いながら みかんを
ほお張る 毎年 お馴染みの
光景 いやはや なんとも寒さを
言い訳に 怠け者 モード全開の
季節が またやって来た
あれから何年か過ぎ
不本意ながら 猫の親となった犬
いっぱい 遊んで ケンカして
(リアル トムとジェリー
あっ 犬と猫だけど)
毎日 一緒に寝て そんな
ある日 突然 痙攣を 起こし
入院 してしまった 犬
毎日 毎日 帰って来ない 犬を
探し廻って は ニャァ ニャァ
泣き廻り 疲れ果てて 寝る
10日程 経ち 帰って来た
冷たい箱の中に横たわり周りに
花が飾られて 身動しない 犬
何度もニャァ ニャァ いいながら
触って みても 起きない 犬
諦め たのか ただ 横に座り
犬を 眺めて離れない 「コイツ
どうしたんだ? まだ 寝てる」
猫は じゃあ 一緒にと 箱の横で
横になり 寝る いつまでも
いつまでも 起きない 犬が
虹の橋を渡ったことに やっと
気づいたのか ・・・・そっと
箱の中の犬 の顔に 自分の顔を
近づけ 最後の別れをいう様に
じゃあな また逢う日までと
そっと 側を 離れた
私の可愛い猫
公園にダンボールに
入れられて 捨てられてた子
まだ やっと 目が開いたばかり
の 小さな子 にゃーにゃーと
必死で 助けを求めて泣いて
可哀想で仕方がなく 家に
連れて帰った 家には 中型犬が
一匹 いた 子猫は この犬のベットに 入り 我がもの顔で 寝てしまった 困ったのは 犬 自分のベットに
得体の知れないものが 勝手に寝てるのだから しかし 相手が赤ちゃんだとは 認識しているのだろう
犬の方が 我がベットなのに 端の
方に 遠慮して 寝てる 次の日も
また 次の日も そうして 彼らは
一緒に 寝るのが習慣となった
子猫は 犬を 自分の 親と 思って
いるのだろう 何処に行くのも一緒
居ないと 探し まわる 可愛い 子猫
秋風に
紅葉舞い散る
静寂なり