【待ってて】
「待ってて」
「うん!」
私がそうお願いすると貴方は嫌な顔ひとつせず承諾した。
私は貴方から背を向け離れる。
「待ってて」なんて言葉軽々しく言えない。
だって相手は私なんかのために待ちたくないかもしれないし私の言うことなんて聞きたくないかもしれない・・・
そう思うと私は軽々しく人に頼めない・・・
だけどちゃんと信用できる人には頼めるんだ!
私は信用するまでに時間がかかるだけで信用出来ないわけじゃないんだ!
だからどうか貴方を信用させてお願い・・・お願い待っててお願い・・・
「あ、きた!」
と元気に手をふる貴方の姿を見た途端に私は泣き出した。
ああ、ありがとうやっと人を信用できる・・・!!
けど酷いことしたな簡単に信用できない私は相手を試さないと本当に信用することができないんだから。
「酷くないよ。大切のは本当に信用したいっていう心だよ。」
まるで心を読まれたかのように言われた言葉に驚き私は貴方を見つめる。
「何年一緒にいると思ってるの・・・君の言うことなんて全部お見通しだよ!」
まるで太陽のように笑う君に私もつられて共に笑いあった。
【伝えたい】
伝えたいことがあるのにそれは音にならなくて・・・
頭のかなではちゃんと言えるのにどうしても音にならなくて・・・
怖い、怖いもしこの言葉を伝えたらどう思われるのかがわからない。
だから私の言葉は音にならなくて・・・
だけどもう決めたからちゃんと伝えるって・・・
昔から私は人一倍心配性だからいらない心配ばかり考えてしまうそのせいで怖くて喉から音は出ないから私は紙に書いて伝える・・・
『友達になってくれませんか?』
「もちろん!」
ほらやっぱり私の杞憂だった。
世の中自分が思っているようなことはなかなか起きない。
だからこれを読んでいる貴方も大丈夫勇気を持ってきっと自分が思っているより世界は貴方に優しいから・・・
【この場所で】
この場所で私は毎日決められた時間に起きて
この場所で私は毎日同じ暴言を聞く
この場所で・・・・・・・
この場所で私は生きている
この場所で私は暮らしている
この生きにくいこの場所で・・・
自分が辛いのは誰かのせい?
ちがう・・・自分のせいだ。
自分が変わらないから周りは変わらないのだ。
周りが助けてくれるなんてそんな甘い考えだから何も変わらない。
だけどすぐに変わるなんて難しい。
だから少しずつ
この場所で私は決められた時間より少し早く起きて
この場所で私は暴言に対して少し本当に少しだけ言い返す・・・
少しずつでいいのだ少しずつ変わろう・・・
だってほら私が言い返した相手は少し驚いた顔をしてそれからないも言わなくなった。
この場所で私は生きてる
この場所で私は暮らしている
この生きにくいこの場所で・・・
だけど変えられないわけじゃないちゃんと変えることができる現実。
生きていれば変えられる現実なんていっぱいある。
ちゃんと生きてさえいれば・・・。
今私はこの場所で生きてる。
【誰もがみんな】
才能・・・それは選ばれた人間しか持っていないもの
だから私には何もない何も一人じゃできない。
何も人より上手くできない。
何も・・・。
「君の良いところ私は知っているよ!」
「?」
「1つ目誰にでも平等で優しい、2つ目何に対しても一生懸命!、3つ目一人じゃできないことも誰かと協力して達成すること!他にもあるけど言いきれないぐらいいっぱいあるよ!」
「・・・・・・・・・・。」
そっか・・・私は一人で何もできないんじゃなくて誰かと協力することで出来るようになるんだ。
誰かと協力して成し遂げることができるのは私の才能なのかもしれない。
誰かと協力してまでも成し遂げ用とするのは私の才能なのかもしれない。
才能・・・それは自分が気づいていないだけで誰もがみんな持っているもの
【花束】
花束の花には一本一本意味がある。
私はあなたを思いながら花を選び手に取っていく・・・セキチク、ロベリア、弟切草・・・。
「お願いします。」
「・・・はい。」
明日はあいつの誕生日。
思いっきり贈ってやろう。
花言葉
セキチク・・・あなたが嫌い
ロベリア・・・敵意
弟切草・・・恨み