2025/08/24

今日はピーターと秘密の森へ行ったわ。
そこは、なんというか…。
なんとも言えなかったわ。
深い霧でほとんど周りが見えなくって。
でも、ピーターが何度も大丈夫と言うから、
なんだかほっとしちゃって、大きな木の下で居眠りしちゃったわ。
それと、ピーターがキスをくれたの。
相変わらずキスの意味がわかっていないようだったけどね。
でも、今回はドングリのボタンじゃなくって。
きれいな宝石をくれたわ。
今度宝石の洞窟にも連れて行ってくれるらしいわ。
ピーターってとっても優しいのよね。
次はもっとロマンチックな街へ行きたいわ。

「わかった、わかったから！」
「そんなに焦んなよ…」

2024/08/23

今日は電車を見に行ったわ。
ネバーランドの電車は夜空の雲と、
小さな星々が運んできてくれるのよ。
とっても素敵だわ…！
目の前に広がる、初めて見る景色に、
子供のようにはしゃぎ回る私。
彼は慣れた手つきで、周りを見渡し、
さあ行こうか、と私の手を引く。
こんなにも愛しい人って
この世にいるかしら？
永遠にこの時が続いたらいいのに。

親愛なる俺らの母さんへ

ゆりかごから落ちなかった、賢い女の子。
でも、そんなことよりもっと賢い選択があると思わないかい？
ネバーランドはとても良いところなんだよ。
クリスマスの十二時の鐘の音が10回聞こえたら、
右側の星を見てみて。
大きな窓を開けて、時計台の方を見つめて。
そしたら、きっと。
きっと俺がいるさ！
今夜は早く寝て、早く起きるんだよ！
俺は待ってるからね。

さあ行こう
ウェンディ