谷折ジュゴン

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10/1/2024, 6:57:20 AM

「きっと明日も」

平穏無事であるように。 成長ができるように。

刺激的であるように。 生きて会えるように。

きっと明日も様々な人たちが

今日とは違う1日を迎えるのだろう。

9/30/2024, 3:15:02 AM

「静寂に包まれた部屋」

雨に佇む。聞こえるのは胸の鼓動と雨の音のみ。

そこはあたかも静寂に包まれた部屋のごとく。

僕の心の灯火は、弱い通り雨のような

些細なことでも消えてしまう。


空が泣く。本気の恋と勘違いした苦い香水の香りも

君との予定で埋まったカレンダーも全部洗い流す。

君の心が世界に一つだけではないことを忘れ

突然の君の訪問に僕は踊るように浮かれていた。

時間よ止まれとは言わない。

でも、あの頃の夜景は綺麗だった。夜明け前の

小さな窓から見える景色全てが鮮やかだった。


目が覚めるまでに君の声が聞こえる気がした。

愛する言葉はいらない、ただ……

形のないものを掴むように君を求めてしまうのだ。


君が別れの時を告げる。

不完全な僕はまだ、涙の雨に佇んでいる。

9/29/2024, 5:16:35 AM

「別れ際に」

何を言おうとどんなことをしようと

別れることは変わらない。

二度と会わないかもしれない。

だけど、お互い後腐れがないよう

「さようなら」だけでそれで終わり。

思い出を大事に抱えて別の方向を見据える。

9/23/2024, 11:08:08 AM

「ジャングルジム」

一度入ると出られなくなりそうな四角い構造。

服と手に染み付く錆のにおい。

靴底から落ちた砂のざらりとした手触り。

真っ直ぐ登らず、縦に横にあるいは斜めに。

反対側から登る友といつの間にか競争になって

負けるのはいつも自分。

てっぺんに着いたら空を眺めて息を整える。

気づけば辺りは夕暮れに。

友は華麗に着地しバイバイと手を振り駆けて行く。

自分はジャングルジムの途中に止まって

バイバイと手を振り返す。

さよならまた明日。

9/22/2024, 1:51:22 AM

「秋恋」

凍てつく風が吹く前に貴方の傍へ寄れたなら。

高揚するこの気持ち褪せる前に貴方へ贈る。

月を肴に貴方と語らい、肌寒い日は枕を共に。

秋の夜長は貴方なしでは越えられぬ。

恋うる心に飽きは来ぬ。

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