君が記念日にくれた香水

" 俺が好きな匂い "

君と会うときは毎回つけていった


もうあと少ししかない

もしこれがなくなったら関係が終わるのかな

もしこれがなくなったら嫌われるのかな


そんなことを考えながら1プッシュ

私は君の好きな匂いに包まれた.

ごめんね、大好きだよ

誰よりも大切にする

そんな気持ちのない言葉なんていらない.


言葉はいらない ただ,

" 君からの愛が欲しい "

" 会いたいけん来て "

私が言うとどんなときでも君は突然現れる

私が謝ると いつもの柔らかい笑顔で言ってくれる

" 俺が会いたかったけん来ただけ "


君との関係が いつまでも続くわけじゃない って

いつか終わるかもしれない って

そんな気がする.


会いたいときに 会いたいって言えて

くだらないことで笑いあえて

そんな日常が 叶うならこの先もずっと 続きますように

雨が降ると いつもより長い時間 君と居られる

雨が降ると 2人で1つの傘が使える

雨が降ると タオルで濡れた髪を拭いてくれる


ずっと雨が止まなければいいのに.


" 明日も雨降るといいな "

そんな話をした

梅雨の夜 雨に佇む君と私.

" もう会いたくない "

私は嘘をついた

もう会えんならいっそ君に嫌われたいと思った.


" お前がそう思うならそれでいい "

君のその言葉にはきっと裏の意味はなかった


あのとき素直に伝えていれば

あのとき嫌われようとなんてしなければ

きっと後悔しなかっただろう


今なら迷わず言える

" 君にもう一度あいたい "