最初から決まってた、
貴方が私のことを好きじゃないことなんて。
だって、あの子を見つめる、貴方の目が、
非常に優しいんだもの。
なんで、貴方はあの子に"好き"だなんて言わないのかしら。
フラれるから?勇気がないから?
なんて、弱っちい言葉ばっか言ってないで、さっさと告白してきなさいよ。
私の心が病んじゃうわ。
94テーマ【最初から決まってた】
つまらないことでも、面倒くさいものほど、
少しずつ少しずつ、積み重ねれば、
将来の役に立つかもしれない。
"塵も積もって山となる"と言うように、
やりたくないことでもやらないと、
未来の自分が後悔をする。
だから、難しいことでも挑戦して、
自分で解いて、自分に問う。
自分自身と戦って、過去の自分に勝つ。
それが楽しいんじゃないか。
93テーマ【つまらないことでも】
最近血迷ってる…(笑)
家族の目が覚めるまでに、
私はここを脱出しなければならない。
昨日、兄(仮)に言われた。
《明日朝方5時までにこの家を出るんだ。
そうしないと、君はここで、死ぬ。
僕みたいに。命を失うんだ。》と。
だから私は、今から、
ここを出ないといけない。
現在時刻は4時26分。
タイムリミットまで、あと、34分。
現在の私の立ち位置は、
玄関前にあるリビングのキッチン。
玄関まではあと少し。
だけど、外の世界をまともに見た事のない私が、外に出たら、迷子になって、また捕まらないか心配…。
でも、こんなクヨクヨしてたら、
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲は先へ先へと進まない。
私は一歩を踏み出した。
92テーマ【目が覚めるまでに】
科浜(シナハマ)第二病院にある、ある病室。
そこには、"でる"らしい。"あれ"が。
それを確かめたくなったある男の子たち。
小学3年生と5年生の妹を持つ、野球一筋の中学1年生・坂本颯介くん。
高校2年生の兄を持つ、一人で突っ走る性格の小学4年生・瓦原龍夜(カワラハラ)くん。
兄弟がいることに憧れている、一人っ子の小学6年生・里月幸也(サトラギ)くん。
男友達とばっかつるんでて女子から嫌われてるタイプの、中学3年生・楓村風樹(カエデムラ フウジュ)ちゃん。
この4人が今日の実験体。
「俺らがお前らを帰れなくしてやるからな。」
後日聞いたお話なのですが、この4人、未だに家に帰っていないそうです。
軽い気持ちで、そのうえ子供だけで、心霊スポットへ足を運んではいけませんよ。
(何を描きたかったのかわかってないです…)
91テーマ【病室】
ずっと曇りでたまに太陽がこちらをチラ見する、こんな世界。
でも昔は、『晴れ』『雨』『雹』『雪』『曇り』などの気象が沢山あった。
だけど、いつからか、『曇り』にしかならなくなっていた。
太陽が全体を見せているところを見た事がない。
この世界には、『晴れ』という言葉は無い。
明日、もし晴れたら、君と、海に行きたい。
母さんと、父さんと、弟と、ショッピングモールに出かけたい。
たくさん遊びたい。
昔出来なくなった遊びを、弟といっぱいしたい。
でもこの願いは、空にいるかもしれない神には届きはしないのだろう。
90テーマ【明日、晴れたら】