人生も後半に差し掛かり
残りの年月を数える方が
易くなりました
相変わらず目覚ましで目覚め
仕事場ではチャイムの音
お風呂のお湯もアラームで止め
ピーピー鳴ればご飯が炊ける
様々な音でわたしに時を告げてくれる
わたしの時はいつ告げよう
その時は穏やかに告げよう
皆を不安にさせてはならない
愛する人よ
どうかわたしより先に
時を告げないでおくれ
ご存知ですか?
シジミやアサリ
サザエやアワビなど
食べ終わった貝殻
燃えるゴミだって
調べた時は衝撃を受けました
アレはもしやタンパク質の塊なのかな
ほんと分別には骨が折れます
仕事場に若いお母さんが居て
この度産休に入りました
とてもとても良い方で
それでいて楽しくて
常識的な価値観の持ち主で
小さな悩みもあったり
珠には愚痴を吐いてみたり
何せもう煌めいていて
眩しくてこの上ない
我が子と余り歳も変わらないもので
孫の姿が楽しみ位のはっちゃけ
それもそうですが
彼女の身体が心配で
また笑顔で再会出来る日を
楽しみにしています
どうかどうか
母子共に健やかに!
普段、人一倍ものぐさなわたしですが
仕事となると知らないことや
分からないこと
気になることがあれば
直ぐに調べないと落ち着かない
わからないままにしておくのが
実に落ち着かない
上司に引かれる毎日
些細なことでも
後に大変役に立つこともあるわけで
100のうちの1だとしても
役に立てば良いんだと思います
普段も活かせよって話
がむしゃらに
ただひたすらに
生きていたあの頃
もう既に破綻していた
金銭的にもわたしの魂も
抜け出してからも
子供達を養うことに必死で
わたしが無いわたしの抜け殻
仕事の帰り道だけは
あのヘルメットの中だけは
涙で濡れていた
あなたが私の心の灯火を
そっと灯してくれたから
よく食べよく笑う
わたしを取り戻しました
そう、今のこの幸せに
決して胡座を書いてはいけません
笑顔を絶やさぬよう
慎重に慎重に