11/10/2023, 9:34:10 PM
#50 ススキ
幼い頃は、背の高い貴方の後ろに潜んだ
訪れが何かわからなくて怖かった。
でもその恐怖心は“寂しさ”という
既に人類が言語化していたものだった
2023/11/11
11/9/2023, 11:44:59 AM
#49 脳裏
別れてください
まるで鈍器で殴られたような
気分だった、そのまま貴方との思い出を
傷口から流れ出る血液と一緒に
さよならできたらよかったのに
2023/11/10
11/8/2023, 12:07:42 PM
#48 意味がないこと
三歩進んで、
三歩戻りたくなる
2023/11/9
11/7/2023, 12:38:26 PM
#47 あなたとわたし
帰り道に私への愛を早足で
語るあなたと、置いてかれるわたし
2023/11/8
11/6/2023, 11:52:16 AM
#46 柔らかい雨
慈愛の降り注ぐその先には、
槍のような天水が襲い掛かっていた
2023/11/7