「新しい地図」

既に地図は
完成している。

ただソレを
思い出す事は出来ない。

そう言うものだよ。

「好きだよ」

そうだね。

今も昔もこれからも。

死してもあなたの

愛を忘れません。

「桜」

昔住んでた家の隣には
桜の木があった。

今はもう誰も住んでいない
家のあの桜の木。

あの満開になった桜を
眺める人はいるのだろうか。

子供の頃は
毎年花弁のシャワーを
浴びていた春の日常。

「君と」

想いを馳せても
二度と訪れる事は無い。

あんなに早く
逝かなくても良かったのに。

「空に向かって」

実際に
空に向かって
想いを叫んだりする事は
経験上ない。

だけど
私には例外がある。

それは大切な人が
亡くなった時。

何故か空に向かっても
願ってしまう。
より良いところへ
行けるように。