「あの頃の不安だった私へ」
なんとかなります。
思っていた結果と違ったとしても、
それはそれでなんとかなります。
だから、大丈夫です。
これまで、なんとかなってきたのでそう思うのですが、
それでも「私」はことあるごとに不安で、
ことが終わってやっと安堵するのでしょうね。
「逃れられない呪縛」
鳥籠の扉はいつでも開いている。
それに気づくこともなく、
「逃げる」なんて考えることもできない。
それが籠の鳥の真の呪縛
開いている扉から、
まずは外を覗いてみてはどうかしら?
「昨日へのさよなら、明日との出会い」
泣いて泣いて泣き疲れてため息をつく
ぴろんとスマホの通知
ちょうど午前零時
これ以上昨日に縋っていても、
きっと何も変わらない
深呼吸をひとつして、
明日からの、新たな日常に期待することにしよう
「透明な水」
長い長い地下の旅を経て、木漏れ日の泉に湧き出す。
深い深い底も見透せる、
その磨かれて曇りのない水の、旅の長さを思う。
「理想のあなた」
「理想の貴方」
あなたはそうじゃないの
こうあるべきなの
お酒を飲むなら静かなバーで、食事はフレンチレストランに行ってね。コンビニ弁当なんて論外よ。
パジャマ代わりのスウェットで一日過ごすのはやめて。
アニメや特撮が好きなんて子供っぽいわ。
下世話な話題は禁止、あなたの口から聞きたくないの。
恋人はいてもいいけど極上の女を選んでくれなきゃ。
あんな普通の女じゃ誰も納得しないわ。
あなたの前から消えてもらいましょう。
ねぇ…私を幻滅させないで。
いつまでも、高いところで輝いていて。
――――――
「理想の私」
ぐずぐず考えずに行動(考えすぎちゃう)
気の利いた会話ができる(できません)
人の顔を覚えられる(有名人でもあやふや)
センスが良くてお洒落(言わずもがな)
絵が上手、手先が器用、音に敏感(芸術方面は壊滅的)
ミニマリストとまでは言わないけれど、
ちゃんと片付けられる人(床にモノ置きがち)