バラとかひまわりとか
主役級の花は華やかで美しい
それに対し
かすみ草とかカタバミといった
繊細な花は控えめでそれもまた美しい
何故主役級の花は主役でいられるか
それは脇役とされる花たちがいるから
主役級の花たちを立てて自分たちは主張することなく
ひっそりと佇む
私はそんな花たちが何よりもきれいに思えて好き
1年後なんて分かるわけない
だって明日だって分かんないのに
1年後の自分とかどう想像しろと言うんだ
とりあえず今よりは良くなってるといいなぁとか思いながらふわっとした1年の目標を毎年立てるのである
叶っているのかどうか
そもそもどうなっているのか
1年後の自分に聞いてみたい
子どもの頃は
自分のいる家が普通だと思ってた
自分のいる学校が当たり前だと思ってた
だってそれしか知らないのだから
それらが全てだったから
でも
大学に上がって
いろんな人とかかわるようになって
またはニュースとかに触れるようになって
そこで初めて自分の置かれた環境が普通ではなかったのだと
当たり前ではなかったのだと
気付く
一気に混乱した
自分の全てだった世界が揺らいだような気がした
いっそのこと知らなければ幸せだったのかもしれない
いや
いろんな世界を知っていくべきなのかも
現実から目をそらすことなく問題を解決しこれからをより良くしていくために
大人になった今
その試練を突きつけられてる気がしている
何の変哲もない日常が流れてゆく
何の代わり映えのない日常が過ぎ去ってゆく
それがどんなに幸せなのか
そんな日常がいつひっくり返ってしまうのか分からない
当たり前だと思ってたことが当たり前でなくなる日が来る
今の内にこの日常を堪能しようではないか
…でも
少しくらいは非日常がほしいかな
何をもって非日常で日常なのかは人それぞれ
私にとっての日常が誰かにとっては非日常だったりするし
その逆もある
比べても仕方ない
私は私の日常を過ごしてゆくだけ
好きな色ってつい選んでしまう
だって目についてしまうから
他のどんな色よりも素敵に見えてしまうから
気づいたら持ち物全てがその色になる
自分の好きな色
とても幸せな気持ちになる
でもいつからだろう
組み合わせというものを考えてしまうようになったのは
彩りというものを気にするようになったのは
そして
世間体というものを選ぶ基準にするようになったのは…
自分の好きな色をひたすら集めてた時期が懐かしい
だけど
世の中には自分の知らない素敵な色がたくさんある
それらに触れる機会を持つのも大事とも思う
だって
もしかしたら
自分の心に刺さるとびきり素敵な色に出会えるかもしれないから
そんな色に
いつか出会えたらいいな