11/5/2021, 3:25:34 PM
僕が放つ光は、
いびつな軌跡を描きながら
虚空のはてを照らす
はるか向こうには
やはり途方もなく歪んだ光がひとつ
あれは、
きみが放つ光
僕たちは
どうしても届かない距離を飛び越えようとして、でも届かずに
だから毎日こうやって
虚空を挟んだ果てと果てから
飽きもせず
歪んだ光で瞬き合っているんだ
ただ一筋の光に、ただ一縷の望みを込めて
僕の声は
きみには届かない
きみと僕の持つコトバは、まるで違う
だけど
きみの放つ光は
ちゃんと見えているよ
僕の光は
きみの目に映っているのかい?
〜一筋の光〜
11/3/2021, 11:37:51 AM
鏡の中の自分が
鏡の向こうから 私を見据えて
キレイゴト並べてんじゃねーよ
と 嗤う
〜鏡の中の自分〜
11/2/2021, 2:56:53 AM
いのちに 永遠はない
でも
いのちの営みは 永遠
〜永遠に〜
10/29/2021, 12:33:54 PM
君が持つ もう一つの物語のことを
僕に聞かせてほしい
それから
君がいま生きている 君自身の物語の中に
僕を入れてほしい
〜もう一つの物語〜
10/29/2021, 8:16:27 AM
高みから呼びかけるのではなく
ここへ降りてきて
告げてほしい
声高でなくてもいい
ただ、揺らぎのない声で
ここへ降りてきて
示してほしい
出口はあそこに、と
指し示された先の光が
歪んでいたっていい
ニセモノだってかまわない
なぜなら
本当に確かなモノは
あなたが言う光ではなく
暗がりの中で、
今、私の横に立つあなたなのだと
ここまで降りてきた、あなたなのだと
知っているのだから
出口ならここに
私と、あなたの中に、ある
〜暗がりの中で〜