「特別な存在」
いつも思っていた私は不幸だと
親は居らず天涯孤独
学校では虐げられ居場所がなかった
ある日恋に落ちた
心臓が高鳴った
お酒に酔ったような焦れったい感覚
彼は私に愛を注いだ
とても深い愛を
まるで水底の宝石の用に
彼は私にも優しくしてくれた
ある日彼も虐げられる用になった
私は彼を虐げた者を肉の塊にした
彼の為なら何でもする
彼に報告した
突き放された
私は初めて愛した
初めて特別になれたと思った
彼は私を裏切った
私は彼も肉の塊にした
「これで逃げないよね、私の特別」
私は今どんな表情なのだろう
悲しいのかな、泣いてるのかな、頬骨としてるかな
答えはでないけど
これで特別になれたはず
「バカみたい」
私は今日も歩き出す
この腐った世の中を
生きる為に喧騒を乗り越え
人並みに飲まれ
不調も我慢し生きている
上からは課題の押し付け
なのに評価は全て上
こんな腐った世界でも
生きる為には仕方が無い
本当にバカみたい
「二人ぼっち」
一人ぼっちだった
愛してくれると言ってもらえた
私は世界一幸福な人
狼藉な街で私は生きる
今までの惨い日はどうでも良い
私は疼く気持ちを抑え会いに行く
優しく時に激しくいつも側にいてくれた
そんな一人ぼっちの私を愛してくれた
一人ぼっちの2人で百合の花が咲く夜に
籠の中で2人になれた
もう一人じゃないから
「夢が醒める前に」
今日も朧気な街に来る
街では黄色いアイリスが咲き誇り星が降る
私は気づけばここに居る
浮かぶような朧気な街
なぜだか温かみがある街
視界が真っ黒に染まる
体が落ちる
この街が消える前に誰かに伝えたい
この黒さから救って欲しい
目が醒める街は消えそこには
そこには冷たい肉の塊と男が居た
「胸が高鳴る」
何気ないもいつもの朝
いつも通りのつまらない生活
スリルも焦りも無い今日と言う日常
勉学に励み交友を築く
ある時いつも通りの朝に異変が起きた
新入りが来た
その儚げで嫋やかなその髪が揺れた
初めてだった
私は今日何気ない日常で初めて胸が高鳴った