見つめられると、ドキッとする。
上司だったら、何かやっちゃった?って焦ったり、意見を求めてるの?って思ったり。
同期や友人だったら、何?どうしたの?って気軽に聞いたり。
子供だったら、見つめて笑顔になって。
好きな人なら、どんな気持ちで見つめてくるんだろう?嬉しいけど恥ずかしい。
変な所ある?何々?焦って変な事しそう。
可愛い、綺麗でつい見てたって言ってくれたら。嬉しくて、あなたの笑顔が見たくて。
二人、微笑ましい雰囲気になれたら。
言葉にできない叫びが、口から溢れてしまう。
「周りをよく見てるね、よく気がついたね」
感謝はされるけど、気苦労は絶えない。
口下手だから、失敗が怖いから、誰かのせいにして空気が悪くなるのが嫌だから。
自分の目で見て確認した方が確実に安心できるから。
周りを見ながら動く自分は、疲れがなかなか取れない。誰でもいいから、少し相手の事を考えるだけでも違うから。
少しでも胃の負担を減らしたい。ため息が溢れる。
明日は休み。残りの仕事も頑張ろう。
何気ない毎日が流れていく。
普段と変わらなかったり、運が悪かったり、良いことがあったり、一生に一度の体験をしたり。
ぼんやりと思い返してみると、良いことも悪いことも自分にとって良い体験ができた。
言葉にできない気持ちも溢れてくる。
好きな所も嫌な所も全部、私という一人の人。
自分を認めて、抱きしめて。
胸を張って、堂々と、明日を迎えて、歩いて行こう。
雨の中、おでかけ。
長靴履いて、カッパ着て。
雨が傘に当たって、不思議なメロディ。
水溜りを見つけて、バシャバシャ。弾ける水が面白くて、何度もバシャバシャしてしまう。
後ろでママが止めてって言ってる。
でも面白いからもうちょっとしたい。
後で沢山怒られるから、あと3回ほどやらせて。
仕事帰り、夜空を見上げると雲が流れている。
昼間の雲は白や灰色だけど、夜空の雲はほとんどが灰色だ。どんよりと重そうな空だけど、雲の合間から月が輝いている。
薄い雲は、月の光を浴びて彩雲に輝き、厚い雲は月が隠れたり、月の形がうっすらと見える。
流れる雲によって月の輝きが変わって見えて、晴れの夜空とは違う美しさがある。
彩雲と月を思い浮かべながら、おやすみなさい。