「こぼれたアイスクリーム」 #91

あなたはアイスクリームみたい。

甘くて、とろけちゃいそうなもの。
色とりどりで、愛らしいもの。
繊細で、迂闊に触れると溶けてしまうもの。
冷たく心地よいけど、食べ過ぎると良くないもの。

そして、この手からこぼれてしまっても、きっと追いかけてしまうもの。

「やさしさなんて」 #90

「優しさなんて受け取り方次第だよ」
自分は優しくないと言うあなたに私が言ったこと

そして私は、あなたは優しいと思った。

「じゃああなたの受け取り方はだいぶ尖ってるね」
あなたはそう言った

仕方ないよね、惚れちゃったんだから。

「風を感じて」 #89

ふうっと、そよ風が吹く
きっとこの風は、私しか知らない。

びゅうっと、強風が吹く
きっとこの風は、あなたも感じてる。

そう考えれば、強風だって悪くない。

「夢じゃない」 #88

あなたが恋人であること
夢じゃなかった

あなたが私だけに甘えてくれること
夢じゃなくてよかった

あなたが友達と話してるときに嫉妬してしまうこと
夢であってほしかった

「心の羅針盤」 #87

ふらふらと目移りしていた私の心の羅針盤の針は、

気付けばあなたの方を向いていた。

今でもたくさん好きなものはあるけれど、
常にその中心にあるのはあなたになったようだ。

一途に、あなたの方へ行く。