8/4/2025, 2:38:31 PM
「ただいま、夏。」 #84
スキマ時間のほんの数分だけ。
あなたと画面上で言葉を交わす。
あなたといると、周りが見えにくくなる。
会話に終止符を打って顔を上げると、夏の暑さに引き戻された。
暑さを忘れるほどあなたに集中してたみたい。
またね、あなた。ただいま、夏。
8/3/2025, 12:49:21 PM
「ぬるい炭酸と無口な君」 #83
あなたは断じて無口ではない。
けど余程のことがなければ私のことを詮索しない。
それが特に理由がないのか、私に興味がないのかは分からないけれど。
だから、きっとあなたは知らないね。
私が炭酸が苦手だからぬるいそれしか知らないこと
8/2/2025, 2:03:03 PM
「波にさらわれた手紙」 #82
伝えたいことがたくさんある。
大きな秘め事から小さな日常の一コマまで。
あなたにだから、伝えたいと思うこと。
でも、なぜかとても勇気が必要で。
ほぼゼロに等しい確率で伝わればいいのに。
それこそボトルメールのように。
誰かに届いてもあなたに届くことはないでしょう?
でも、やっぱりあなただけに伝えたい。
なんて、無茶な願い事ね。
8/1/2025, 2:04:13 PM
「8月、君に会いたい」 #81
夏休み。
待ちに待ったけど、来て欲しくなかったかも。
だってあなたに会えないから。
たった一言「デートしよう」って言えばいいだなんて分かりきったこと。
それが言えないから困ってるの。
7/31/2025, 1:30:00 PM
「眩しくて」 #80
眩しいものが苦手。だって周りが暗いように思ってしまうから。
だが、1つだけ好きな眩しさがある。
あなたとのやり取りが表示されたスマートフォン。
クリスタルのような言葉の欠片がたくさん詰まっていて、目を焼いてしまうのではと思うほど眩しい。
この光だけは周りまで、私まで明るくしてくれる。