貴方と私

2人きりで

月明かりに照らされながら

踊ったあの夜

貴方と私の

最後の夜

堕ちていく

果てしもない闇の中

貴方と私

ふたり

心の中の風景は

いつもあの時と変わらぬまま

貴方と私

あの夜二人で踊った場所

いつまでもずっと

あの場所に恋焦がれている

私の叶わぬ恋

心の中の風景は

いつも変わらない

もう一歩だけ、

あともう少しだけ、

あの時踏み出せていれば

未来は変わったのだろうか

あの時の私が

今の私より強かったなら

何か変わっていたのだろうか

でももう手遅れみたい

もう一歩だけ、踏み出せていたら。

きっと忘れない

貴方に言われた言葉

きっと忘れない

その言葉でどれだけ私が傷ついたのか

貴方は知らないのだろうけれど

私は忘れない

貴方はもうとっくに忘れているのでしょうね

私は忘れない

きっと忘れない

なぜ泣くの？と聞かれたから

わからないと私は答えた

本当に自分が今なぜ泣いているのか

わからなかった

この涙の理由はわからないけれど

何か大切なものを、

忘れたくないものを忘れている気がして、

無性に悲しくて涙が止まらなかった

自分はなぜ泣いているのだろう

その答えは誰も知らない