もうすぐ夜が明ける
夜が明けたら私は何処へ行こう
叶うことならば貴方の所へ行きたいのだけれど
それはもう叶わない願いだから、
小さな檻に閉じ込められている1匹の鳥のように
私はもうどこにも行くことが出来ない
夜が明けたら私は──────────
夜が明けた。
ふとした瞬間
私の頬を涙がつたった
何故だろう
何故か分からないけれど哀しくて
哀しくて哀しくて仕方がない
この気持ちの理由がわからずに
私はただただ泣いていた
どんなに離れていても
君に対する私の気持ちは変わらない
もう会えない君のことが好きで
好きで好きで仕方がなくて
どうしようも無くなってる私は今日も
春の訪れを感じながら君との思い出を振り返る
どんなに離れていても私は貴方のことを─────
物語の始まりはいつもわくわくする
幸せな話、悲しい話、優しい話、辛い話
この物語はどんなお話なんだろう
この先私が出会う物語はどんな物語なんだろう
そしていつか私も私だけの物語を作れたらいいな
今思えば私はあの子のことが好きだったしあれはちゃんとした失恋だったんだと思う
初めて同じクラスになって仲良くなったあの子
体育の時間に話しかけられてそこから仲良くなったのを今でも覚えているんだ
私とあの子は休み時間の度にくっついていたし毎日手を繋いで帰った、それは学年が上がってクラスが別になっても変わらなかったよね
これは恋じゃないって当時自分に言い聞かせてたけどあれはちゃんとした恋だったよ
でもある日の帰り道あの子に好きな人がいるんだって言われて内心ちょっと私かなとか期待したりしちゃってたんだけどあの子は小学生の頃から別の女の子の事が好きだって言ってて、
あの時あんなにきらきらした目で好きな子がいるんだって言う君に対して私じゃだめなの?とは死んでも言えなかったな笑
あの時は自覚してなかったけど今思えばあの瞬間私はちゃんと失恋したんだなって思う
あの時私じゃだめなの?って言ってたらどんな反応されたのかなとか少し言えばよかったかなっていう後悔はあるけれど今幸せだからもうあの子には会いたくないな
でも時々思い出してあぁやっぱり好きだったなぁって思い出に浸りながらあの子は今元気かなと考えてしまう
これは私が中学生の時に本当にあったお話
今私は幸せだけれど時々思い出してしまうあの子への気持ちを誰かに知って欲しくて書きました。