海の向こう側の国の何処かでも「sky is crying」っていうんだよ。コンクリートを濡らす、湿度の匂いは雨林では違うのかな。長靴はずいぶん前に履かなくなって思い出すまで忘れていた。もう入らないんだろう。厚底のソールで水溜まりを踏み切った。
ぐしゅ、ってした靴の中で歩いてるうちは気分がわりといい。雨でも晴れても世界は変わらずいつだって理不尽とともにある。緑色の蔦植物にかたつむりがちょこんとのっている。水の星、2.5%の淡水で人らは育っている。今更何を嘆くのさ?雲間を庇って空が泣いている。
そうしてみる?っていうもんだから軽くうん。って頷いたんだっけ?いいよ。って返事したもんだから安く流されちゃったかな?
君が大切にしてる愛だとか恋のことかと思ったもんだから、だから一生君だけ見てるって決めた、軽くなんないように。
誠実で居たいじゃんか。
「気の迷いだったって思うんだ。本気で考えたらそういうの私達には違かったよね。」
…忘れてた。君は愛とか恋とか運命とかそういうものを信じるんだから、そりゃいつか来る出会いの前にはこんな「勘違い」じゃ妥協しないよね。僕は運命なんて信じないしこれを本気にする気だったけど、なんかずっと親友だもんね。愛してる。
前回書いたの二ヶ月前だったっけ!?でも買うのはやめたくないんだよなあ。消費されていく日々の形判。私が生きた証と記憶の路線図。案外なんでも忘れていってしまう無力な脳みそだから、アウトプットすることを喜んで繰り返している。
ほら見て、見て!今、物を作ってるよ!楽しいよ!私が存在していた証が刻まれていくよ、この世界に!最高の気分なんだ、誰にも見せる予定なんかなくても白紙には我思う故が書き込まれていく。でも次は自由日付にしよう…。
晴ればっかり好きなわけじゃない。って言ったらちょっとは嘘になるけど、雨宿りの時間まで嫌いになったわけじゃなかったよ。君のいなくなった公園の向こうに、明るい未来があるんだって君は信じてる。
桃色の風船みたいに膨らんでふわふわ浮いて、い続けるために弾けるまで笑って足を絡めて転んでも笑っていた。どこまで行っちゃうの?「幸せにしよう。」なんて結構手酷い宣告なんだとしたら二人の間に傘は必要なんだろうか?
止まない雨なんてないんだって。「この雨が辛いんだよ。いつまで降り続くのかわかんないんだよ。」それでも絶対終わるんだって。こんなの永遠じゃないんだって。
覚えていないことが多いから、持っているものが少ないのかもしれない。眠っている間のことを覚えていないみたいに、目を覚ますときなにか失くしていくとしたら?吹き消したケーキの蝋燭。かつて緑だった冠。手を繋いで歩いた小道。旧い友人。幼い日の約束。あったんだろうか、私にも?大切だったもの、なんかが。