「暗がりの中で」
私が通っていた高校は少々やんちゃなイメージの学校であった
「先生、どうしてうちの学校は修学旅行は国内でないと選択肢がないの?」
「それはね、昔々に君達の先輩がCAさんにちょっかいを出して出禁にされたらしいのさ」
「先生、どうしてうちの文化祭は出し物でお化け屋敷をしてはダメなの?」
「それはね、昔々に君達の先輩がお化け屋敷の暗がりにかこつけて女性にイタズラをしたらしいのさ」
うちの高校そんなん多いな…。自分から質問しておいて先生の前でチベットスナギツネみたいな顔になってしまったのは言うまでもない
「紅茶の香り」
アフタヌーンティーをしに、友人と2人で久しぶりの旅行へ出かける
友人はブレンドティー、私はロイヤルミルクティーを頼んでケーキやスコーンを囲んで優雅なお茶会を始めた
「おいしい…」「おいしっおいしっ」「おいしいよ」「これもおいしい」
美味しすぎて会話がほとんどこの状態だった
「友達」
友達がモラハラ男に引っかかった。外面が良いわけでもなく自分に対してもそれなりに失礼な態度な人だったため、付き合っているときから「アイツはやめとけ」と散々言ったがそのまま結婚してしまい、友達のモラハラエピソードを聞くたびに腹が立つ
先日ついに我慢の限界が来てしまった
という相談を受けた
洗脳系はもう洗脳が解けるまで見守るしかないのでは…。恐らく反対しても逆効果では…という回答をした。つまり現状維持である
「そうか!つまり友達が離婚するまで距離をおけばいいんだね!」
そうなっちゃうか〜。なっちゃうよな〜
私もモラハラ気質な友達と一緒にいた時期あるからわかるよ。距離置かれちゃうよな
「行かないで」
”強風オールバック”が流行ったとき
歌愛ユキって名前、なんか見た事あるけど誰だったかなあと思っていた
ある日ふと思い出した
昔好きだった“いかないで”という曲を歌っていたボーカロイドの名前だ。その曲でしか名前を見たことがなかったから忘れていたのだ
懐かしいので久しぶりに聴くことにする
「どこまでも続く青い空」
幼馴染と大阪に旅行にいった
「すごーい」と大阪の街並みをスマホで撮影する幼馴染
彼女の視線の先では、名も知らぬガラス張りの高層ビルが青空を映してキラキラと輝いている
…本当にその写真でいいのか?都会でよく見る普通のオフィスビルだぞ