2/3/2023, 12:02:09 PM
1000年先も愛し合っていたい、とか、
そんな非現実的なふわふわした言葉、好きじゃないの。
生きてるわけないんだから。
言葉にしたら虚しくなるの。
だって不可能だから。
そんな私の性格を知っててあなたは言う。
「1000年先も一緒にいよう」って、
いたずらに笑いかけてくる。
ああ、また負けちゃった。
そんな綺麗な目で見ないでよ。
1000年後も見ていたいって思っちゃうじゃない。
「そうだね、一緒にいようね」と、
私は緩んだ口元で言葉を返す。
あなたはまた、いたずらに微笑んだ。
2/3/2023, 9:59:45 AM
忘れたくて、逃げたくて、
甘く淡い快楽を求めた。
いつまでも瞳の奥に、胸の鼓動に残るように、
あの日あの瞬間を脳裏に焼き付けた。
このざわざわする心を忘れられたら、
あの幸せな一時をずっと感じられたら、
幸せな時もあった、
でも今は苦しいな
忘れたいもの数えちゃって、また記憶が更新されていく。
消したいのに考えるから、ほら、自業自得。
バカみたいね。
だから、あの日のあなたの笑顔を、100万回目の再生をするの。
ああ、見えた。
忘れたくないもの。
忘れたくないって思って、それを覚えておける。
それがこんなに嬉しいなんて、
あなたの笑顔はよっぽどね。さすがだわ。
あなたの笑顔で生きていける、なんて大袈裟な話じゃないの。
ただ、好きな物はもう一度見たくなるの。
そんな単純な話。