11/17/2023, 10:50:19 AM
『冬になったら』
深い深い山奥で
誰もこない山奥で
春が来るまで冬眠したい
温泉に入って
マッタリしたい
寒がりで 怠け者の私は
何時だって 楽したい
できれば
働きたくないし
人と関わりたくない
何もしたくない
考えたくない
こんな私
生きてる意味あるのか?
生きてる価値あるのか?
11/14/2023, 12:06:08 PM
『秋風』
秋風吹くと思い出す
あなたを看取った
あの日の午後を
あれから何度も
繰り返し
同じ季節迎えたか
月日は巡り 歳重ね
記憶は薄れてゆくけれど
あなたに会いたい
思いは募る
そちらに呼んでと
叫ぶけど
答えてくれる 声もなく
秋風だけが吹きぬける
11/13/2023, 11:06:31 AM
『また会いましょう』
大丈夫ですよ 泣かないで
天国の少し手前
「虹の橋」
と呼ばれる場所があります
僕は そこで待ってます
あなたと
再び出会える日まで
あなたが
「やっと会えたね」
そう言って
抱きしめてくれる日まで
「きみと別れてから長い長い時間を一生懸命に生きてきたよ」
「きみを忘れたことは一度たりともなかったよ」
そう言って
優しく頭を撫でてくれる日まで
寂しくて不安になっても
泣かない
だから
また会いましょう
約束しましょう
そして
寄り添いあって
共に天国へ続く
虹の橋を渡っていくのです
ずっと一緒だよ
もう 離れないよ
あなたが
笑顔で言ってくれる日を
楽しみに 待っています
11/11/2023, 12:10:42 PM
『飛べない翼』
ぬくぬくと
鳥かごの中で守られて
飛べないんじゃなくて
飛びたくないだけでしょう
自由に大空を
飛びまわる鳥たちを
羨んでいながら
結局
臆病風に吹かれ
飛べるのに
飛ばない 臆病者
自由に飛び立てと
縛られる必要ないと
あなたが教えてくれたのに
今でも 鳥かごの中
誰かに
背中を押して貰うの
待っている
11/10/2023, 11:47:06 AM
『ススキ』
風に揺れるススキの小道
迷子のように
泣きながら歩いた
何が あんなに
悲しかったのだろう
銀色 金色
ゆらゆら 揺れて
私の体も
ゆらゆら 揺れて
燃える夕日に
消えてゆく