『天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、』
死にたいなら、さっさと死ねばいいじゃん
死ぬ 死ぬ
言ってるわりには
全然 死なないし
死ぬ死ぬ詐欺かって
思ってたんだよね
本当は、死ぬ気なんてないくせに
そう言えば
僕が 言う通りにすると思っているの?
もう いい加減にして欲しいんだよね
これ以上 付き合いきれない
なんなら 一思いに
僕が 殺してあげようか?
なんてのは ウソ
お前みたいなやつのために
犯罪者には なりたくないからね
だから 結局
何が言いたいかというと
お前のことなんか
一ミリも興味ないし
正直 居なくても
困らないし
もう 僕に関わらないでくれ
『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』
心のままに
いられたのは
いつまでだろう
どうしたら
元に戻れるのか
わからない…
もう
自分が
どうしたいのかも
わからない
息苦しい
ここじゃない
どこかに
逃げたい
黒い
あぶくみたいな
ものが
胸の奥から
次々と
ふくれてきては
私を
飲み込もうとする
苦しくて 苦しくて
淋しくて 淋しくて
何かから逃げるように
ただ
必死に走る 私
走って 走って
息が切れるまで
走って
いつか
私の中の
黒いあぶくが
光にはじけて 消えて
心に正直に
生きられるように
なれるかどうか
未来の自分に
乞うご期待
『ごめんね』
私 ずっと
あなたが好きでした
当たり前のように
隣にあった
ぬくもりに
気づかないふりしてただけ
ひとり上手になれすぎて
ふたり上手になれません
ひとりぼっちを
もてあましながら
ごめんね
やっぱり
ふたりに戻れない
だけど
ごめんね
やっぱり 私
あなたが ずっと
好きでした
『天国と地獄』
地獄の沙汰も金次第
何らこの世と変わらない
天国良いとこ一度おいで
一度行ったら戻れない
死んだら焼かれて
ハイ 終わり
どちらに行ったかわからない
知ってどうなるものでもない
どうせ同じさ
知らぬが仏
『月に願いを』
何十年前
何百年前
何千年前
幾度願い 祈り
それでも
人々は
争い 傷つけあい
戦いを繰り返し
幾千 幾万の屍を越えて
血を流し
過ちを 正義とまで言うのか
願いは むなしく
今宵の月も
蒼く 静かに
ただ 輝くだけ