『無色の世界』
色とりどりの世界
真っ暗闇の世界
私の知る限りの世界
無色の世界
透明な世界
誰かが知っているかも知れない世界
壊れた世界
見せかけの世界
今まさに訪れているかも知れない世界
『桜散る』
春の嵐に舞う花びらは
私の乱れた心のようで
桜散る季節が嫌いになった
あなたは気づいていないでしょう
『ここではない、どこかで』
孤独の中で誰にも気付かれず
ただ 死を待つだけの人
愛する家族に囲まれて
温かい夕食を食べる人
仲の良い友達と笑顔で
楽しそうにフザケ合う人
国のため 愛する人を守るためと
自分に言い聞かせ戦う人
大切な人を失い
泣き崩れる人
ここではない、どこかで
今日も様々な人々が
様々な環境の中で
懸命に生きようとして
命を輝かせ 燃やし
燃えつきている…
『届かぬ想い』
貴女に認めて欲しかった
ひとりの人間として
私にも自分なりの価値観や意思があると
私なりの生き方があると
貴女は最後まで
世間知らずの子供扱いした
そのことに反発した
大事な人なのに
「ごめんなさい」も
「ありがとう」も
感謝の言葉も
言いたいこと 何ひとつ言えないまま
届かぬ想いは
心の奥底で
今だに
吐き出す場所を失ったまま
二度と陽の目を見ない
そんな後悔と一緒に生きている
私を
「相変わらず、バカですね」と
笑ってください。
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文にさえ
書けないままに
過ぎる日々
更に募りし
届かぬ想い
『神様へ』
お久しぶりです。
いつも見守って頂きありがとうございます。
産まれる前にしたはずの約束を思い出すことができず、途方に暮れています。
私は、約束を守って望んでいた道を進めているのでしょうか?
お側に居た時に教えてもらった沢山のことも、この世に産まれてくる時に頂いた沢山のものも、全て手放してしまったような、全てをどこかにしまって忘れてしまっているような不思議な気持ちにモヤモヤしています。
私は、約束の道を進めていますか?
進めていないのなら、今からでも軌道修正できますか?
おそらくは残り少ないであろう現世で、限られた時間をどう生きていけば、約束したお役目を果たすことができるのか、教えて頂ければ有難いのですが…
お返事、お待ちしております。