『どこにも書けないこと』
どこにも書けないことは
どこにも書けないので
どこにも書かないで
あの世まで持って行く
『時計の針』
ホウキに乗って
時計台の上へ
目の前に広がる街並み
朝日に照らされ
今日の始まりを知らせる
鐘を鳴らす
街は目覚め
人々は動き出す
時間に追われ
忙しく あわただしく
時間に縛られず
のんびり ゆったり
時計の針は
正確に時を刻む
1分1秒を
どう使い どう生きるかは
人それぞれだけど…
『溢れる気持ち』
産んでくれて
ありがとう
育ててくれて
ありがとう
愛してくれて
ありがとう
まだまだ
たくさんの
ありがとうを伝えたかった
あなたが
どんな想いで嫁いできて
どんなことに喜び
何に怒り 悲しみ
どう処理して
どんな想いで私を産み
どう人生を楽しんだか
そもそも
幸せな人生だったのか
どうしてもっと話をしておかなかったのか
後悔しないように
もっと色んなことを聞いておけばよかった
一人蒲団の中で
あなたへの
溢れる気持ちを感じながら
目を閉じる
夢の中で
あなたに会えるように
願いながら…
『kiss』
永遠の眠りについたキミに
最後の口づけを…
まさか目覚めはしないだろうけど…
永遠の愛を誓ったあの日
キミは薄桃色にほほを染め
今日のキミは
死化粧を施され
もう
笑顔さえ見せてくれない
愛してる
ありがとう
さようなら
いろんな想いを込めて…
『1000年先も』
この世界は
色とりどりに美しい
ずっとこのまま
部屋の片隅で
とりとめもない話を
君と一緒にしたり
眠れないほど
愛を注いで
特別な夜を過ごしたり
手を繋いで
夜の街へ出掛けたり
100年先も
1000年先も
10000年先も
前世の記憶は消されない
必要な分だけ残される
大切な人とすぐにわかるように
あの時守れなかった約束を
今度は果たせるように
だから
さようならは言わないで
なんでもないフリして
また 会おう
旅路の果てに
あなたに届けたい
I Love…
新しい私に もう一度チャンスを…