日常という名前の地図を書き換えなければならなくなったとき、苦悩が生じる。

昔読んだ本に、そんなことが書いてあった。

だとすると、われわれがねるねるねるねを練るのは、あえて日常から少しだけ脱してみるという試みに、私には見えるのだ。

ねるねるねるねを練った時、
好きな色に変わるとは限らない。
要は解釈の問題だ。
そして、あるいは、ねるねるねるねを練れば、
好きな色に変わることも、できなくはない。

あなたがいたから、ねるねるねるねがある。

実際は、逆なのだ。

ねるねるねるねを練ったから、あなたが、存在する。

キャンディチップが降りしきるなか

女性と相合傘をした

その夢

相手は

ねるねるねるねの

あの魔女だった

あの魔女は

ちょっと悔しいが

割と美人ではある

6月の雨には、うんざりしてしまう。

まるで、ねるねるねるねにキャンディチップが落下するような、有り様なのだ。