織物を裏返すと
全然違う模様が現れる

人生も裏返したり
透かしてみたり横からみたり

遠くから
また近くから

見方を変えるといろいろな
模様があるのに気づく

裏返しの人生は
あべこべに見えるけれど

実は
一つの布を紡いでいる

生きるという糸で織られた
この布をどう見るか

手のひらで感じ
心で解き

そしてまた
新たに紡ぐ

裏返しの人生を
穏やかに受け入れる

青すぎる空は懐かしすぎるから
鳥のように私はなりたい

さよならを言うタイミングは不確かで
いつが本当のさよならなのかわからない

さよならはどんな顔でどのように
やってくるのかわからないけれど

本当のさよならを言う前に
感謝の言葉を伝えたい

心の健康のために
イヤなことはしません

人生も夕暮れですし
イヤなことはしません

人生が午前中なら
違うのですけど。

君のくちびるが囁くたびに
世界が変わるような気がする
甘い言葉が風に乗って
心の奥に染み込んでゆく

そのくちびるが触れる瞬間
時が止まったように感じる　
夜の静けさに包まれて
ぬくもりにすべてを委ねる

君が囁く甘い言葉で
私の世界が変わってしまう
君の言葉は君が奏でる音楽だから
私の世界でいつまでも響いてほしい