8/21/2023, 12:53:38 AM
「さよならを言う前に」
伝えないと あの子に「ありがとう」って言わないと。
まだ死んじゃだめだよって、言わないと
8/19/2023, 2:31:38 AM
「鏡」
「鏡よ、鏡 この世で一番美しいのは」
魔女は鏡に向かってそう言った。
自分であると自信があった。
しかし、そこに映っていたのは、一人の少女だった。
あまり容姿がいいとは言えない少女。
動物たちと一緒に暮らしている貧乏な少女。
魔女は気づいてしまったのだ。
鏡は、人の心を映すもの。
この鏡が映したのは、容姿に優れている者ではなく、美しい心の持ち主だったのだ。
8/15/2023, 11:51:48 AM
「夜の海」
紫色の空に浮かぶ黄色く輝いている月。
その光に負けないように光る星星。
海はいい。
特に、夜は。
空が水面に反射して、どこまでも続いているように見える。
8/10/2023, 12:52:50 PM
「終点」
やってしまった…
電車の中で眠ってしまい、いつの間にか終点まで来てしまっていた。
閑散としていて、駅のホームの明かりがあるだけの場所だ。
周りには誰もいない。
でも、悪くない
家の近所じゃ見えない景色がここにある。
まんまるな月、赤や白に輝く星星
たまにはここに来るのもいいかも…
8/8/2023, 10:25:58 PM
「蝶よ花よ」
夢を見た。
紫と水色のきれいな蝶が、暗くて静かな洞窟の中を舞っていた。
蝶について行くと、そこには、赤く光る花の海が広がっていた。