子供のままでいいとは思ってない
しっかりに働いて
親孝行をして
誰にでも手を差し伸べられる様な
立派な大人にならなければと思う。
多分みんなそう思ってる。
二十歳超えた大人はみんなそうなりたいと思ってる
なのになんでうまくいかないんだろう。
みんな志は同じはずでしょ?
足を引っ張り合うのはみっともない。
初恋の日
私は好きな男子が学校を休んだ日
初めて電話をかけた。
携帯は持っていなかったからお家に電話をして
こういちくんは、いらっしゃいますか?と
お母さんに聞いた。
ちょっと待ってね、と高い声で言われた後
女の子からだよ〜と叫ぶ声が聞こえた。
こういちくんに明日の時間割に変更があったよ。
知らないといけないと思って、体調は大丈夫?と聞いた。
大丈夫だよ、わざわざありがとうね、と
とても優しい声で言われて
思わずその場で、私こういちくんのこと好きなんだって
口をついて言ってしまった。
ありがとうね、とさっきよりさらに優しい声で言ってくれた。
こんなに優しくてあったかい声が口から出てくるなんて
こういちくん毎日何食べてるんだろ?
毎日ふわふわで甘くて温かい物ばっかり食べてるのかな?
って本気で思った。
この声が大好きって心から思った。
次の日学校でこういちくんの友達のゆうたくんから
お前、あいつの事好きなんだねって言われた。
めっっっっちゃ腹が立って
一瞬でこういちくんとゆうたくんの事が
大嫌いになった。
それが私の初恋の日。
明日世界が終わるなら
今日はできるだけ優しい人間で居たい。
終わる時くらい損得関係なく
誰かを幸せにしたい。
生まれた瞬間から
たくさん苦しい事があった。
嘘もいっぱいついたし、
雰囲気に流されて人の悪口も言った。
そうやって這いつくばる様に
暗闇の中で生きてきた。
だから、
明日世界が終わるなら私のせい。
せめて、
終わる瞬間まで優しい人間で居たい。
優しくしないで!!!!
って言われたなぁ昔。
なんだこの贅沢物めって
一瞬で嫌いになったなぁ
社会、仕事、人間、お金
生きて行くことを難しくするもの。
毎日戦いに向かう気持ちで
会社までの道のりを歩く。
がんばれ、
がんばれ、わたし。
自分を奮い立たせて、励まして、
帰る頃にはぐったりしてる。
みんなそうだよね。
他人を褒める、認める余裕なんてない。
心には善人の自分と意地悪な自分がいて
いつも少しだけ善人の自分が勝つことで
なんとか耐えている。
毎日毎日、自分の事でいっぱいいっぱい。
この殺伐とした世界で今日も生き抜いた。
今日もちゃんと生き抜けた。
おやすみなさい。