6/12/2023, 8:59:41 AM
ベランダから畑がみえる
少し先には小さな林が集まって鬱蒼としている
野焼きの煙臭さ、草を刈った後の青々とした匂い
季節が移り変わるたびに聴こえてくる虫の声
高い建物なんて一つもない、広い広い空
街灯が点滅する薄暗い夜道
ベンチが2つあるだけの公園
嫌で嫌で仕方なかったのに
ありふれた情景が心に焼き付いて離れない
この街には、思い出が多すぎる
6/8/2023, 12:45:51 PM
小石を蹴って蹴って、路をゆく
辿り着いた先に何が見えるのか
あの頃、何を見ていたのか
右も左も上も下も
どこにでも行ける様な気がした
地面を蹴って蹴って、穴を掘る
できた穴に、そっと心をしまい込んで
誰にも気付かれないように土を被せていく
あの頃の私は、もういない
6/8/2023, 10:09:46 AM
もう、なにもかも無くなっていいと思った
やり残した仕事
叶えられなかった夢
伝えられなかった想い
後悔、喜び、妬み、愛しい気持ちも
世界の終わりの前に
すべて捨てて、記憶から消しておこう
きみにとっては偶然にも不運で
ぼくにとっては奇跡にも幸運な
そんな日々を、君とまた、過ごせるように
4/12/2023, 10:45:21 AM
今日何してた?
誰といたの?
あなたと一緒にいた子は友達?
寂しいな
声が聞きたい
言葉にできない、言葉にならない想い達が
涙となって溢れ出る
4/12/2023, 9:50:46 AM
スカートをふわりと翻し
葉桜の中で舞う君が
花から花へと飛び回る蝶のように
人の輪へと入っていく
羽休めに、僕の所へ寄り道をしないかと
淡い期待を抱いてしまうのは
きっと、春のせい