冷たい暗闇でうずくまる

飛べない翼を持つ

白い小さな鳥は

その翼をそっと広げる

いつか大空を

羽ばたくことを夢みて

誰と過ごしても
どんな時間を過ごしても

まるで夜空に月があるように
いつも脳裏にはあなたがいる

それが当たり前のように

全てをなくしたと思う時でも

まだチャンスは残っているもの

もしも私があなたにとっての

一筋の光となれるのであれば

私は静かにここに根をはろう

いつも願うはあなたの笑顔

長雨がさり街が色づく

朽葉色の葉が

ヒラヒラと空を舞って

植物たちの季節が終わる

秋という季節が過ぎ

やがて冬を迎える

一年でひときわ

哀愁をそそる季節

枯葉が路上をダンス

うろこ雲が空でダンス

秋晴れのひと時の

楽しい輪舞曲

季節が巡る

常永遠に繰り返される

自然の営み