聴き馴染む　オッフェンバック　急かされて
足縺れても　前進あるのみ

白黒の　中間にたつ　人生よ
酸いも甘いも　噛み締めていく

　　　　　　　　　　　　　　　　【天国と地獄】

(ぼやき:天国と地獄っていわれて思い浮かぶの運動会の曲だけだったんだよなあ……)

そこにある　保証のない　新月よ
自ら光れ　陽に頼らずに

　　　　　　　　　　　　　　　　【月に願いを】

「本当に止まない雨で滅亡するとは……」
「最後に太陽がみたかったなぁ」
「僕はみれたよ、太陽」
「太陽みたいな貴方の笑顔ですとか言わないでね」
「ばれたか」
「ラブコメの空気を世紀末で出さないでください」
「いいじゃあないか、明るく死のうよ」
「希望を感じてしまって死にきれないじゃない」

　　　　　　　　　　　　　　【降り止まない雨】

理想なんて捨てろ。
やれるか、やらないかでしかないぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　【あの頃の私へ】

　親友には捕って喰われるからやめなと言われたの、聞こえてたか？幼なじみはなにも言わなかったけど、用心棒のようにそばから離れなかったの、わかっているのか？同窓会とか真面目に久しぶりの再会だったのに、皆から心配しかされなかったんだぞ。
　あまりにもあからさますぎて、くそ恥ずかしかった。いくら鈍感な自分でも視線の意味くらいわかる。好きだなんて言われなくてもわかる。逃げられないのもわかっているから、頼むからそんなにみないでくれ。

　　　　　　　　　　　　　　　【逃げられない】