煙草を吸ってる時の横顔
リスカしてる時の悲しい顔
悔しくて唇を噛み苦しむ顔
返り血を浴びて興奮してる顔
____どの面も完璧な君を見てるとね?
なんか、胸がきゅう、と苦しくなるような、お腹が締め付けられるような、なんて言ったらいいか判らないけど、恋してるってことくらいなら判る。
あ、笑ってる。
その顔を見て私はまた笑顔になる。
「ココロオドル」
やってられるかよ!
______はい、すみません。
なんでこんな事言われなきゃいけねぇんだよ!
______おっしゃる通りです。
私に指図すんじゃねぇよ!
______かしこまりました。
こうやって心の中では汚い言葉を発して生きてる
それが人間ってモンでしょ?
あ、もうこんな時間。
コーヒーを売店で買ってまた仕事に戻る。
次の休憩の時には湯気が立ってなかった____
もうなんなんだよ!
_____ズビズビ、と飲むのでした。
「束の間の休息」
霞んだ雲のもっと上にいるあなたへ。
私は想いと力を込めて叫んだ。
届いてるといいな。
とか思ったり思わなかったり…
あの時もっとこうしていれば。
そんな事は思いませんよ。
だってあの時こうしていたから今貴方が隣にいるんですもの。
あの時後悔して取り消していたらと考えると寒気がする。
過去の事なんてどうでもいい。今良ければいいんだ。
そういう考えで生きればさ。
なんとなく、楽でしょう?
楽しい過去だけ覚えておけばなんでも良し!
「過ぎた日を想う」
私と一緒に踊りませんか?
音が流れる板の上で
決められた動きをしながら
磁石のように近づこうとする唇に胸をどきどきさせながら
少しの間離れる寂しさを抱えながら
私と少し踊りましょう。
「オルゴール」