蔣憎 鬼衛

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10/1/2024, 10:55:33 PM

十分生きました。

意外に良い生涯を送れたのではないでしょうか。

軽風に髪をなびかせながら歌う黄昏の空の色をした瞳の君へ。

もうすぐ隣に行くよ。

太陽と同じくらい眩しい希望を持って黄金の空から飛び立った。

_____そういえば、人生の最盛期を過ぎることをたそがれ、というそうです…

9/30/2024, 1:53:03 PM

今日は花葉色の空でした。

鮮やかな赤の彼岸花が引き立てられるような黄金色でした。

明日も花葉色の空なのでしょう?

深い赤色をした彼岸花が揺れた_____

きっと明日も。

きっと明後日も。

いつまでも。

冬になるまで。

彼岸花が一つ残らず枯れるまで______

黄金色の彼岸花が揺れた!

9/29/2024, 4:47:43 PM

昨夜、私は泣いていました。

静寂に包まれた部屋でひとり。

なぜなら声を殺したからです。

今夜、私は泣いています。

静寂に包まれた部屋でふたり。

なぜなら君を殺したからです。

明夜、私は泣くでしょう。

静寂に包まれた部屋で。

なぜなら自分を殺すからです。

翌朝、私は笑みを浮かべます。

静寂に包まれた部屋でふたり。

なぜなら__________________。

なぜでしょうね。

笑みはどの感情も表せられると言うでしょう?

9/29/2024, 5:20:35 AM

別れ際には笑い合おう。
少しの笑みと何かを期待するような視線を送ったわ。
何も言わずに。ただ。
その『ただ』の笑みと、『ただ』の視線が
あなたの心を揺さぶると…
____私は知っているから。
別れ際に接吻なんて少女漫画のような事はしないの。
笑みだけの会話…それでいいの。それがいいの。
オトナ特有の歪みのある『恋』もいいじゃない_______?


…という夢を見た中学生であった。まだまだ子供。
別れ際には好きと言うよ。

9/28/2024, 6:25:06 AM

少し曇り気味の晴れの日。
私は体育館裏に彼を呼んだ。
彼の答えはご察しの通り。
その瞬間雨が降った。
ありがとう。
おかげで瞳の中の通り雨が誤魔化せた。
本当は通り雨のように「好き」って気持ちは過ぎ去っていくものなのだけれど。
馬鹿だなぁ。私ってやつは。

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