とりとめもない話


お気に入りのカフェで

顔を合わせて

とりとめもない話をする

ただそれだけなのに

こんなにも幸せなことだったんだね

雪を待つ


初雪が降る日に

偶然を装って連れ出すの

愛を注いで


「愛って伝わらないと愛じゃないよね

　あの頃はそれが愛だと気づかなかった」

やわらかい笑顔で君がそう言った

ああ、よかった

君が笑えるようになってよかった

心と心


私を支配する「それ」と

あなたを突き動かす「それ」

何でもないフリ


「はい」ってお行儀よく返事して

ポーカーフェイスでやり過ごす

胸の中ではありったけ上司を毒づいてるけどね